2005年04月18日

眞鍋かをりと「好きな仕事」

 眞鍋かをりが戻ってきた話を書いた。忙しくて物理的にも精神的にも大変だったようだ。調子を取り戻しつつあると言う。応援している。

 さて、記事の中で彼女はこう書いている。
あとね、自分がすき好んで仕事してるって言っても、どんな職種だって責任感もって大人として社会の中で働いていればつらいこと山ほどあって当たり前でしょう。

 
 午後、近所の本屋に出かけたら、BRUTUS(No.569)が目に飛び込んできた。「好きな仕事してますか?」と書いてある。
 
 いい会社、給料がいい、学歴偏重などで仕事に就くのでなく、自分が好きな仕事に就こうという趣旨のようだ。
 
 最近はこういう考え方が多い。好きな仕事、好きなことを仕事にしたい、そう考える学生、若い人が増えている。「好きな仕事を見つけよう」といった内容の本も書店に多く並んでいる。
 
 でも、好きな仕事って何だろう?好きな仕事だったら、毎日楽しいのだろうか?
 いやそんなことはない。それは眞鍋が書いているとおりだ。どんなに好きなことであっても、仕事である限り、いやなことはある。
 
 希望通り営業職についたところで、苦手な客はいるはずだ。美容師になったところで、自分の思うとおりにカットできるわけではない、客の注文に応じる必要がある。
 
 大学教員とて同じだ。大学院に進み、大学で職を得ることを望んだ。その夢はかなった。研究はどんどん進むと思った、しかし実際には時間がとれなくて、締切にこれほどまでに追われるとは思わなかった。。学生は熱心に講義を聴いてくれると思った。そんなことはない。就職が決まったから単位が欲しいと訴える学生がいるとは想像しなかった。会議がこんなにあって、無駄な議論がここまで多いとは考えなかった。夢は実現したのに、現実はトホホなのである(ただし、たまにいいことがあるので続けられている)。

 最近は、好きな仕事に就こうという風潮が強いような気がする。嫌々やるよりも積極的に関与する仕事に就きたいと思うのは当然かもしれない。充実した仕事に就く、やりがいのある仕事をしたい。しかし、それが好きな仕事に就かなければならない、やりがいのある仕事を見つけなければならないという強迫観念になってしまってはいないだろうか?
 
 仕事は仕事で、仕事である限り、いくら好きな仕事に就いたとしてもつらいこと、大変なこと、悔しいこと、悲しいことから逃げられない。それは好きな仕事に就いたところで同じである。

 そういうわけで、好きな仕事に就きましょう、という最近の傾向には同調できないのである。「好きな仕事してますか?」というBRUTUSの問いかけに違和感をもつのはそういう理由だ。

「好きなことを見つけて仕事にしましょう、という今の風潮はどこか据わりが悪い。でもひとつの仕事に就いてみてそれが面白くなってくるなら分かる。あなたにとっていい仕事なんだと思う。」
と言っているのは立川談志である。
posted by Prof.T at 18:47| Comment(0) | TrackBack(2) | メッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

眞鍋かをりが戻ってきた!

 大学教員がタレントの話を授業中にすると学生は結構喜ぶものだ。
 先生というのはまだまだ権威があるようで、難しい勉強ばかりしていてテレビは見ない、バラエティーは見ない、芸能界の話題など知るはずもない、と思っている学生が多いようだ。

 そんなことはない。われわれ(の多くも)も普通にテレビを見るし、芸能ネタに詳しい教員も多い。懐かしいテレビ番組、タレント名鑑が頭の中にしっかりとデータ・ベース化されている教員もいる。

 学問の世界はオタクの世界であり、学者はオタクであるといってよい。専門分野の事細かい知識を持っているというよりは、その分野の最先端の知識を持っている必要があるからだ。

 それはともかく食事をしながら、好きなタレントが出ている番組を見ることは多い。そうした好きなタレントの一人が眞鍋かをりで、時間があれば見ている。

 日本一のトラックバックを誇る彼女のブログの存在も最近知ったが、しばらく更新されていなかった。心配していたが、ようやく復活したようだ。まずは無理せず、元気に活動して欲しい。

 今回の彼女の記事の中には、大学生への重要なメッセージが含まれている。それについては時間があるときに改めて書くことにしたい。

posted by Prof.T at 09:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

研究日

 先ほど起床、コーヒーを飲んでいるところ。おとといの朝、コーヒーを切らして、買ってくるのを忘れて、一昨日の夜、昨日の朝と困った。
 本を読むとき、PCに向かうとき、コーヒーは欠かせない。

 今日は授業がないので研究日ということになる。職場に行く必要がなく、家にいてかまわないので、一般には休日と理解されがちだが、論文を書く、その準備をする、授業準備をする、学内運営に関連した仕事をする等々、しなければいけないことはたくさんある。もちろん、こういった仕事を全くしない教員も存在する。そのような教員の場合は、授業がない日は休日に等しい。
posted by Prof.T at 08:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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