2005年06月23日

今日の予定

 書類を1つ完成させて、当該委員会の委員長に送付。もう1つは途中まで。

 午前中、講義2コマ。午後、2年ゼミ。2年ゼミは新書を読んでレポートを書いていたのだが、前回読んだ本がちょっと難しかったので、時間をかけて内容を検討することにした。1章ないし2章を各自が担当し、レジュメを作成して発表することにした。レジュメ作成の練習も兼ねている。
 夕方は大学院時代の指導教授を中心とする研究会。博士論文を準備している後輩が発表する。終わったら軽く飲み会の予定。帰宅は11時頃か。

 サッカーは残念だった。予選突破を目的とする戦い方を勉強しなければいけないと思う(初戦で負けてはいけない)。
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一昨日の飲み会

 一昨日の公演鑑賞後、学生は11時30分頃まで飲んでいたそうだ。
 3年生にいくらかかったのか聞いたら、1万6000円で、6000円を3年、4年で割り勘にして、2年生はタダということにしたらしい。
 もっとも4年に話を聞いたら、話はもうちょっと複雑だったらしい。4年生2人がトイレに行っているときに、3年生が会計を済ましていた。「バイトして稼いでいますから」と4年生の分も負担しようとしたらしいのだが、さすがに格好がつかないと3年、4年は一律2000円にしてもらったとのこと。

 「2年生と話をするのもいいだろう」と4年生に言うと、
 「そうっすね」と答える。
 「教員がいろいろ話をしても説教になって学生は聞かないけれど、先輩の話はアドバイスとして聞くからなあ。もっと勉強しておけばよかった、今のうちに勉強しておけ、とか話した?」
 4年生の2人は顔を合わして、黙っている。
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さて書類をつくろう・・・

 疲れていたので、昨晩は9時に就寝。以前は、とにかくやることをやってから寝るようにしていたのだが、疲れているときにいろいろ作業をしても集中できず、能率が悪いので、最近はさっさと寝るようにしている。
 もっとも最近流行の「朝型」には完全に移行できない。というのも、今日もそうだが、平日の夕方から研究会が入ることがあるからだ。研究会のあとには、軽い飲み会がある。別に飲み会に出なくてもいいのかもしれないが、ここでの学問に関わる雑談、業界の裏情報などが結構貴重だったりする。研究のヒントを得たりすることもあるので、なるべくなら出たい。そうでなくても、研究会の最中に寝てしまうこともあるからだ。
 というわけで、あまり「型」にこだわらず、早起きしたり、夜更かししたりしている。えっ、不規則なだけ?
 さて、書類作成に取りかかろう。
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2005年06月22日

2限の授業が終わったら・・・

 2限の授業が終わったら、学生がやってきた。
 「昨日はありがとうございました。」
 昨日の公演に出た学生である。
 「いや、本当によかったよ。その前のパフォーマンスは、全部君のためにあったようなものだね。」
 これは本当の話で、昨日一緒に見に行った3年生、4年生全員同意見である。
 「ありがとうございます。」

 5限の4年ゼミで、その話題になった。参加した男子学生2人が楽しそうに話すのを、8月の資格試験が気になって参加しなかった4年の女子学生が羨ましそうな顔をして聞いていた。冬にもまた公演があるとのことだから、そのときは彼女も試験に合格して参加だ。
posted by Prof.T at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日も授業中に・・・

 1限、2限と、今日も授業中に読書をしないように注意。

 1限。かなり後方の席に座っていた学生。両肘を机について新書を顔の前で広げて読んでいる。岩波新書の赤いカバーが目に飛び込んでくる。注意。

 2限。今度は8列目ぐらいに座っていた学生。学生新聞を広げている。これも注意。表情に変化はないまま、新聞を片づける。
 「申し訳なさそうな顔ぐらいして欲しいのだけれど」と一言添えてみた。
 この時間は、遅れて入ってきた学生がペットボトル飲料を飲もうとしたので、これも注意。すぐにしまったが、授業を受ける気がなくなったのか、他に理由があるのか、途中で寝てしまった。

 来週は授業アンケートがある。授業中に内職したりする学生も含めて、出席した学生全員が授業についてのアンケートに回答する。
posted by Prof.T at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 学生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さて出かけよう・・・

 眠気を振り払って、授業の準備を終えた。サッカーが負けたのは残念。

 今日は4コマ。午前の講義2コマを頑張って乗り切ろう。昼休みとそのあとのコマは授業がないから、そこでゆっくり休憩しよう。ちょっと目をつぶっておこう。4、5限のゼミの最中に目をつぶることがあると問題だからね。もっとも私の学部時代のゼミでも大学院の研究指導でも、先生は目をつぶっていることが多かったのだが。

 帰宅後は、金曜日の会議のための資料作りをしなければ。明日の夕方は研究会があり、そのあと飲みに行くことになるから、今日中にやっておかなければいけない。
posted by Prof.T at 07:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

眠い!

 何とか先ほど起床したが、眠い・・・コーヒーを飲んで、とにかく今日の授業の準備をしないと・・・朝いち430の冒頭の会話で、山本舞衣子アナが何か言ったところ、すかさず中田有紀さんに突っ込まれていて、思わず笑ったのだが、うーん、あれは一体何を言ったんだっけ?
 眠い・・・

 ワールドユース、モロッコ戦は、後半17分を経過して、まだ0-0。頑張って、勝ち抜いて欲しい。


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2005年06月21日

おもしろかった!

 7時からゼミ生のサークルの公演。最初のパフォーマンスは何がなにやら、どこがおもしろいかわからない。下ネタで逃げたり、乱暴な表現でごまかす場面が多い。
 最後にゼミ生が登場。今までの学生と違って、抜群にうまい。迫真の語りに会場が引き込まれていく。途中いくつか言い間違えたところがあったが、よくできていた。

 公演が終わって、彼女に挨拶をしてわれわれ(4年2名、3年1名、2年3名と教員1名)は飲みに行くことに。学年を超えて飲むのもいいものだ、とゼミ担当教員は悦に入っていたが、学生もそう思っているはず。幹事の学生に1万円渡して先に失礼する。魚民だから、彼らの負担は2000円くらいだろう。

 さて、さっさと寝て、早起きしよう。
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レポートの書き方(大学教員は紙が好き)

 レポートに何を書くかが決まったら、次に文献、資料を探すことになる。

 このときのポイントは
大学教員は紙が好き
という原則である。

 最近はインターネットで簡単に調べられるし、Googleでレポートや論文が検索できることもあるが、レポートを課す大学教員としては、そういうことをしてほしくない。
 そのままコピーして提出するものもいるが、これ、盗作である。誰が書いたか分からないものをそのまま写すのもよく分からない。
 「これを書いたのは、どういう人?」と聞くと、
 「さあ?」という。
 知らない人をそんなに簡単に信用していいのだろうか?

 「大学教員は紙が好き」というのは原則だから、例外はある。自分でインタビュー等の調査をせよ、インターネットで調べよというレポートが課されることが、科目、教員によっては
あるが、そういう指示がない限り、使用する文献、資料は、紙媒体を原則とする。

 使用する文献、資料が紙媒体であればいいのだから、インターネットを使ってどのような紙媒体の文献、資料があるかを調べるのは問題ない。むしろ推奨される。大学の図書館(自分の大学だけでなく他大学の図書館も含む)にどのような文献、資料があるか調べる、あるいはアマゾンなどで購入可能な文献(ただしレポートの締めきりまでに入手して、読み終えなければならない)、売れている本はどれかを調べる。こういったことについてはインターネットは積極的に活用する。

 もう一つOKなのは、公的機関等が出している統計資料、各種データを使う場合である。これは使用しても構わない(ただし、出所はかならず書く)。ただし、各機関が直接提供している場合、1次資料、データの場合だけを可とし、間接的に入手した2次資料、3次資料は使用しないことにする。
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posted by Prof.T at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | レポートの書き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日の出来事

 授業中、前から3番目の席に、授業開始からちょっと経って学生が座った。前から3番目だが、その前2列は誰も座っていない。私の正面に座る格好である。授業中、顔を上げると、彼の姿が目に飛び込んでくる。
 机の上にペットボトル飲料を置いたままだが、とりあえずノートをとっている。

 授業中、手元のノートを見ながら説明し、ふと顔を上げると、その学生が本を読んでいる。
 とりあえず授業を続けたが、読書を中断する気配はない。

 「その本は授業に関係のある本ですか?」

 「いいえ、違います」

 「本を読むなら、外に出てください。授業にでるのですか、本を読むのですか?」

 結局、授業にでると言うので、本をしまわせた。

 授業を続けていたら、今度はペットボトル飲料を飲もうとするので、これもまた注意した。

 私の授業は、内職禁止、飲食禁止、これは開講時に学生に伝えていることである。

 授業中にこのような注意をすると、授業の雰囲気がよくなくなって、おまけにこちらは何を話していたか忘れてしまうので、注意をさせないでほしい、これも開講時に学生に伝えていることである。
posted by Prof.T at 15:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 学生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

電子辞書

 学生には電子辞書の使用を勧めている。私自身も便利に使っている。
 先日、学生から「電子辞書だとすぐ引けるから、英単語覚えないですね」と言われた。

 辞書を引くことと英単語の意味を覚えることは別問題だと思うが、確かに紙の辞書の方が便利で単語を覚えやすい利点がある。
 例えば私は単語帳をつくるのが面倒だったので、紙の辞書で単語を引くと、単語をラインマーカーで塗りつぶしたり、最適と思われる意味に線を引いたりしていた。単語を引くたびに、線を引く、あるいはレ(チェック)したり、・(点)を単語の横につけた。何度も引いていると、レ、・がいくつもついているから、自分にとって必要な単語だということがわかる。これは覚えなければいけないということになる。

 電子辞書にも単語帳機能や履歴機能がついているが、上記のような紙の辞書の使いこなしのように便利なものではない。
 どうせなら、単語を引いたときに、この単語を調べるのは何回目か画面に出せるといい、必要な意味に印を付けたり、下線を引いたりすることができる機能が欲しい。さらに、意味を書き加えることができるといい。紙の辞書を引いたときには、適訳を思いついたときに書き込んでいたのだが、電子辞書ではこれができない。

 電子辞書、PCソフトで上記のことができると便利だ。
 もっともすでにこのような電子辞書、PCソフトは、存在するのかもしれない。そうであるなら教えてください。
posted by Prof.T at 11:30| Comment(0) | TrackBack(0) | PC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日の予定

 午後、非常勤の授業が1コマ。
 夕方、3年ゼミの学生のサークルの公演がある。3年ゼミ唯一の女子学生なので、みんなで見に行こうということになったが、どういうわけか3年ゼミの男子学生は冷たくて1人しか来ない。4年ゼミから1人、2年ゼミ2人が参加予定。9時頃終わるらしいのだが、3学年のゼミ生が集まることは珍しいので、彼女の慰労も兼ねて軽く飲みに行くことにする。
 授業が終わったあと、公演までの時間をどう過ごそうかな。
posted by Prof.T at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月20日

レポートの書き方(自分の意見、考えは書かない)

 大きなテーマが与えられた場合、テーマを絞るということを述べた。
 テーマだけがポンと与えられたら、「の問題点」、「の課題」、「の特徴」を補って考えることも述べた。
 これは小さなテーマが与えられた場合も同様である。なるべくレポートが書きやすい、限定的なテーマに設定し直そう。

 さて、レポートのテーマが設定できた。どのように書けばよいのだろうか、何を書けばよいのだろうか。

 ここでは次の原則を掲げる。
 
自分の意見、考えは書かない。

 もちろん、「自分の意見を書きなさい」とか「自分の考えも入れて書きなさい」といった具合に、意見、考えを書くことを求められているレポートは例外である。しかし、自分の意見、考えを書くことを求められていない限り、レポートにおいては自分の意見、考えを書かないことにする。

 なぜ自分の意見、考えを書かないか。
 1つは、多くの学生は、そもそもそのテーマについて考えたことはなかったり、考えていても、考えが足りなかったりするからである。
 第2に、考えてもいないのに、あるいは考えが足りないのに、考えようとするから、レポートを書くことがむやみに大変になり、難しく、また面倒くさい作業になる。
 仮に、考えていたとしても、あるいは学生は考えていると思っても、教員からすれば一方的で偏ったものであったり、稚拙であったりすることが多い。
 したがって、自分の考えは書かない。そもそもレポートだ。報告することがメインであり、意見を求められているわけではない。

 意見、考えを書かずに、何を書くか。
 書き方はいろいろ考えられるが、、この講座はカメラで言えばオート撮影をするようにレポートを書くことをめざすので、次のことを書くことにする。

(1)テーマを絞った場合は、なぜ絞ったかという理由を書く。
たいてい絞った理由は重要だと考えたからだから、その根拠を書く。その限定したテーマがなぜ重要か、どの程度重要かについて書く。

(2)テーマあるいはテーマの持つ問題点、課題の概要を書く。テーマの背景、歴史、経緯を書く。

(3)次にそのテーマ(の問題点、課題)が、どのように評価、解釈されているかを書く。
 評価されているか、解釈されているかであって、評価するか、解釈するかではない。社会でどのように議論されているか、識者がどのように議論しているか、研究者がどのような見解を表明しているかを書く。
 重要なのは、異なる、あるいは対立する2つ以上の評価、解釈を書くことである。
 ある問題が重要だとか、課題になっている、未解決だというのは、意見、評価が分かれ、解決策を巡って対立が存在するからに他ならない。
 したがって、あるテーマについて1つの見解を報告するだけでは不十分である。少なくとも異なる2つの見方を提出する。
 歴史的、思想的な問題であれば、通説とそれへの批判を書く。

 とりあえず以上のことを書けば、レポートの枚数はほぼ尽きる。

 さて、書くことは決まった。自分の意見は書かないのだから、テーマがどのように議論されているか、どのような問題として扱われているのか、調べなければいけない。そもそも教員はあるテーマについて調べさせたい、調べさせて勉強させたいので、レポートを学生に課すのである。

 こうして、あなたは図書館へ向かうことになる。
posted by Prof.T at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | レポートの書き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「あしたをつかめ」

 7時のニュースを見て、そのあと3チャンネルに回したら、「あしたをつかめ」をやっていた。

 どういう番組かというと、
 
この番組は、社会へ出ることを考え始めた10代後半〜20代前半の方に、さまざまなジャンルの職業を紹介し、その特徴や魅力について考えてもらう“仕事ガイダンス番組”です。

 という番組だそうだ(番組HPより)。

 学校放送ということと教育テレビということで、ニート対策の意味合いがあったりするのだろうな。それにしても、タイトルといい、サブタイトルの「平成若者仕事図鑑」にしても、NHK的なダササがあるのだが、番組の内容は押しつけがましいところがなく、好感が持てる。
 今日の女性も生き生きと輝いて見える。もっともそう見えるのは、そういう若者だけを取り上げているからで、したがって、番組に登場する若者は優等生的に描かれすぎている、優等生だけではないか、という批判が番組の掲示板(上記ホームページ内にある)に寄せられたりもする。それは仕方がない。「仕事、つまんねぇっす」、「仕事、やめたいでぇす」なんて声を取り上げるわけにはいかないからね。

 きわめてNHK的な番組ではあるけれども、こんな仕事(今回は鮮魚競り人)もあるんだ、こういう仕事にわれわれは支えられているのだということを知ることができる点で、それと若い人たちが一生懸命仕事をしているのを見ることができて、私はおもしろいと思っている。
posted by Prof.T at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞・テレビから | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

読んで、考えて、悩んで、読む

 研究史、理論史を勧めるのは、私の研究テーマの1つがそれに近いからだが、研究分野によっては、そういうテーマを選べなかったり、選びにくかったりするかもしれない。指導教授が認めてくれない場合もあるだろう。
 
 こうなったら何とか自分でテーマを見つけなければならない。とにかく関心のあるテーマについての研究書を重要度の高い順に読んでいくしかない。どこかに研究のヒントがないか、とにかく読んでいく。読みながら、テーマをどうしようかと考える。しかし、なかなかいいテーマは見つからない。悩む。しかし、悩んでいても始まらない。とにかく次の文献を読もう。そして考える。ダメだ、悩む。そしてまた読む。

 読む、考える、悩む、そうしていると、いつかひらめく(はず)、霧が晴れて視界が開ける状態が訪れる(はず)。「ああ、そうか」、「これだ!」と言うときがきっと来る(はず)。

 そういう状態が訪れるまで、とにかく読んでいこう。もちろんここで読むのは日本語の文献だけではない、英語を中心とする外国語の文献を読むことも含む。むしろ、外国語の文献を読んだ方が、新しい知識、情報が獲得できるし、違った視点、発想に立って、思考できる。

 誰もが悩む。しかし研究上の悩みは自分で考えることによってしか突破できない。そして考えるためには読むことが必要なのである。読むことなしには考えられないのである。

 読んで、考えて、悩んで、また読んで、そうして、視界が開ける時を待つしかない。続きを読む
posted by Prof.T at 15:04| Comment(0) | TrackBack(1) | 研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

研究テーマの見つけ方

 大学院へ進んで研究を進める、オリジナルな研究を要求される、すでに扱われてきたテーマにたいしては、「新しい切り口」が求められる。しかし、一朝一夕にオリジナリティなど生まれない。自分なりの視点で物事を見ると言っても大変だ。
 研究テーマを探す、修士課程なら修士論文のテーマを決める、これが院生にとっての重要問題である。
 流行りのテーマを追いかけるのも1つの方法だ。次から次へと出てくる新しい研究を批判しながら研究を進める。流行りだから、研究している仲間も多いし、関心を持つものはさらに多い。研究会や学会で頻繁に報告、発表されるテーマであり、そのテーマだけで研究会が組織されることもあるだろう。
 しかし、流行りのテーマを追いかけることは勧めない。修士論文を書き終わった頃には、すでに流行りのテーマでなくなっているかもしれないし、そうでなくてもライバルは多い、流行りだしたばかりならまだしもある程度流行ってくるとオリジナリティは出しにくい。

 では、どうするか。
 社会科学系における1つの手は、自分が関心を持つ領域、テーマについての研究史、理論史を扱ってみることである。それを具体的な研究テーマにするかどうかは別として、研究史、理論史、とくに学界の発展にとって転換点、分岐点となったような理論を中心に研究史を整理してみると、いろいろ勉強になることが多い。
 そのときどきの社会科学は、時代の変化、社会の変容に合わせて発展してきた。理論と社会の関係を押さえながら勉強していくことによって、今後の理論と社会との関係について考えるヒントが得られるかもしれない。一件無関係のように思える事柄が実はつながっていたことが明らかになるかもしれないし、理論や研究に新しい光が投げかけられるかもしれない。そういうことがあれば、これはもう新しい視点をもつ、オリジナルな研究である。

 研究史、理論史の勉強は、将来研究者として一本立ちしていくときにも役に立つ。

 研究基礎作りとしての研究史、理論史研究は、修士論文のテーマとして1つの選択肢である。
posted by Prof.T at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週の予定と今日の予定

 サッカーを最後まで見ていたので、先ほど起床。いや、途中眠りこけたのだが、地震で目が覚めた。ギリシア選手の動きが悪かったにせよ、日本のパスワークはよかった。狭い地域でのパスもロングのパスもきれいに決まっていて、小気味よかった。次のブラジル戦もこんな感じだといいが、難しいだろう。とはいえ、アジア・チャンピオンとして、このような大会に出て行くことが重要だ。

 さて、今週末は学会出張。金曜日は朝から会議で、夕方、新幹線で移動しなければならない。火、水、木は、授業とその準備で忙しい。ということで、6月30日まで原稿の締切が延びたと言っても、実際にはそれほど時間はない。今日中にできるだけ書いてしまおう。
posted by Prof.T at 09:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月19日

夏休みの予定をたてようかな・・・

 午前中のほとんどを寝て過ごしたあと、書店巡りをして、夕方帰宅。金、土とバタバタ過ごしたために溜まっていたメールの返事を10通ほど書く。お礼、お詫び、お願い、依頼、督促等々、それなりに気をつかって書かなければいけなかったりするので、結構疲れた・・・
 先日督促された原稿にたいするお礼のメールもある。なぜお礼かと言えば、締切が6月末に延びたからである。
 さてと、サッカーが始まるまで、夏休みの予定を立てようかな。どこへ海外逃亡しようか。続きを読む
posted by Prof.T at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

突然の電話と6000円

 ちょっと申し訳ないような内容の話なので、あまり書きたくはないのだが、日曜日の朝ゆっくり寝ていた話と大学院の話を書いたので、その流れで書くことにする。

 10年以上前の、まだ大学院の博士後期課程の学生の頃の話。

 日曜日の朝、狭い4畳半のアパートで寝ていたら、突然電話がかかってきた。

 「試験の監督のお願いが行っていると思うのですが・・・」

 当時、私はある大手予備校の模擬試験問題の出題のアルバイトをしていた。もともと採点だけをするはずだったのだ(確か採点講師という立場で、講師としての採用試験もあった)が、その科目は人手不足だということで、出題もするようになっていた。
 電話は予備校から、私がつくった問題も出題されている模擬試験の実施日であった。試験の監督とは、この場合、会場で問題を配付したり、不正行為がないか監督するものではなく、模試の問題に対して受験生から質問があった場合に答える役目をするものである。

 聞いていない話であったが、主任の先生がこちらに連絡するのを忘れていたか、急に用事ができて私に回してきたのかもしれない。事務のミスかもしれない。

 「はあ・・・」

 とりあえず曖昧な返事をする。というか、寝ていたので、話がよくわかっていない。

 「お願いが行っていたと思うのですが・・・」

 どうも引き受けなくてはいけない状況のようだ、寝ぼけた頭はそう判断した。

 「わかりました」と返事をすると、
 「相手は受験生から質問があったら連絡しますので、試験終了まで自宅待機をお願いします。」と言う。

 「了解しました。」

 電話を切って、また寝てしまった。

 2時間ちょっと経過した頃だろうか、昼近くに、再び電話が鳴った。


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posted by Prof.T at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 昔の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

悲劇・・・

 大学院へ進学して「これを研究したい」と思っている学生が自由タイプの指導教授についた場合、とりあえず大学院へ進学したけれども研究テーマは未定だという学生が指導タイプの指導教授についた場合はいいのだが(といっても全く問題がないわけでもない)、逆の場合、つまり研究テーマが固まっている学生が指導タイプの指導教授についたり、研究テーマが未定で自由タイプの指導教授につくと、これは悲劇だ。

 前者の場合、学生はやりたい研究テーマがあっても研究できないことになる。研究テーマを申し出て、「私はそれについては指導できないがそれでもいいか」と、自由を認めてくれるならまだいい。問題は「それはダメだ、こちらのテーマにしなさい」といわれた場合である。指導教授の指導を無視することもできるが、将来のこと(修士課程から博士課程への進学、留学、就職等)を考えると、指導教授と衝突して関係を壊すことは避けたい。結局、自分のテーマを捨てて、与えられたテーマについて研究することになるのだが、やる気は出てこない・・・
 先月の月例会報告者がこのケースに当てはまる。もともとやりたいテーマはあったのだが、指導教授から「そのテーマはやり尽くされているから、こちらをやりなさい」といわれたらしい。その報告者の場合は必ずしもやり尽くされたようなテーマではなかったのだが、仮にやり尽くされたようなテーマであっても、新しい論点、切り口は可能だろう。しかし、指導教授に言われたのなら仕方がない、ということで、その報告者は研究テーマを変えたという。同情の余地があるというのはこのことである。

 後者の場合、研究テーマが決まっていなくて、自由タイプの指導教授についてしまった場合も悲惨である。研究テーマをとにかく自分で見つけるまで指導が始まらない。修士課程の2年はあっという間に過ぎ、3年、4年へと突入してしまう。それでも修士課程を修了することができればいい。場合によっては、研究テーマを決められないまま、在学年限を超えて、大学院を出なければならない場合もある。大学院を終えてももちろん学位はない。
 中には修士課程を2度やった人もいる。一度修士課程に入ったのだが、研究テーマが決まらず修士論文が書けないまま4年がたってしまった。もう一度、入試を受けて同じ先生についたのだが、やはり研究テーマが決まらず、また4年が経ってしまった。8年間同じ先生について、修士の学位をとることができなかったのである。

 大学院は徒弟社会の側面が色濃く残る。大学院へ進学を希望する場合、指導教授となる先生が自由タイプか指導タイプか、可能であれば情報を得ておきたい。
posted by Prof.T at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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