2005年06月11日

レポートの書き方

 レポートとは何か?レポートはどう書くか?
 私自身はこういったことを教えられたことがないが、学生にはレポートを課しているので、教えなければならない。
 以前は何も教えずにレポートを課していた。しかし、学生が書くものは、感想文だったり、青年の主張だったりすることが多く、これはレポートの書き方を教える必要があるかもしれないと思ったが、とりあえず「レポートの書き方」といったタイトルが付いた新書本などを紹介したりしてお茶を濁していた。ところが、紹介したところで、その種の本を学生は、借りない、買わない、要するに、読まない、相変わらず感想文、青年の主張が多い。
 ということで、最近は授業、ゼミで、レポートの書き方について話すようにしている。もっとも忙しさにかまけて、メモ程度にまとめたもので話をしているので、必ずしも要領を得たものになっていない恐れがある。学期末でレポートを書かなければいけない学生も多く、私も学生にレポートを課す関係上、一度レポートの書き方についてしっかり考えてみようかとふと思った。ブログの読者の中に学生がいれば何かしら参考になることがあるかもしれないし、そうでなくても授業、ゼミで使うことができる。私自身のレポートの書き方についての考えをまとめる目的もある。
 というわけで、何日かかけてレポートの書き方について記事にしていこうと思う。

 なお私は社会科学系の大学教員なので、理系はもとより、人文系の学生には参考にならない記述が多いかもしれないことを最初に断っておく。
posted by Prof.T at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | レポートの書き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

理事選挙

 私が入っている学会の多くは理事会が学会の運営機関となっている。
 理事の多くは会員の選挙によって選ばれ、何人かは選ばれた理事や理事の互選によって選出される理事長の推薦で選ばれる。

 今年もいくつかの学会で理事選挙が行われる。一部の人間、グループにとって、理事になること、理事会の多数を押さえることは、かなり重要なことらしい。学会運営を担うこと、あるいは理事、理事長になることそのものが名誉であるようだ。もっとも多くの研究者にとって、そんなことはどうでもいいので、たいてい投票率は低いものである(私が加入している学会はたいていが郵便投票であるが、この投票方法も関係するのだろう)。

 理事になりたい人、理事会の多数派を占めたい人々はどうするか。選挙運動をする。だいたいが電話で、最近はメールで、関係者に投票依頼を行う。
 学会によっては大学院生も会員で、会員である限り彼らにも選挙権がある。「わかりました、言われたように投票します。」と返事をしながら、気がついたら投票期間が過ぎてしまっているようないい加減な教員と違って、かれらは言いつけをしっかり守り投票する。
 理事、理事長になりたければ、大学院生をたくさん抱えた方がいいようだ。

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posted by Prof.T at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

入学前教育

 昨日の会議でわれわれが検討したのが、入学前教育。入学準備教育、入学事前教育などとも言われるが、要するに推薦入学で合格した高校生にたいする教育を指す。

 推薦入学は10月から12月頃行われる。早々に大学合格が決まってしまった高校生の多くは勉強しないで遊んでばかりということになる。「勉強しないで困る」と高校(の教員)側は思う。
 勉強しないのは、本人の責任で、たとえ大学に合格してもまだまだ高校生なのだから、勉強せよという指導は、高校で行うべきものと考えるが、どういうわけか、大学の責任で勉強させよということになってしまっている。
 おまけに、各大学で入学前の教育をすることになってしまっているので、どれだけ手厚い事前教育を行っているかが、大学評価、進学決定の一つの指標となりつつあるようで、各大学、競って充実したプログラムを売りにしている。

 もっとも大学教員は多忙であるし、いったいどういう内容で準備教育をやっていいかわからないので、結局、業者=予備校に依頼することになる。各大学に入学準備教育をやらなければいけないと業者が煽っている側面もある。

 いずれにせよ、入学前教育をやることになるのだが、自前でやるにせよ、業者に依頼するにせよ、しかし、あまりに張り切ってたくさんの課題を高校生に出してもいけない。高校生から文句がでるということもあるのだが、それ以上に高校側から次のように批判されるからである。

 「高校の勉強をやらないで入学前教育ばかりやっている。」
posted by Prof.T at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

試験問題をつくる難しさ

 4月17日の記事で、20年間同じ問題で試験をしていたトホホな教員と学生のトホホな対応について書いた。
 同じ問題を出し続ける教員を批判しながら、こう書くのは何なのだが、試験問題を毎年変えるというのは結構大変である。

 履修、勉強した科目についての試験であるから、まず学習範囲から問題をつくらなければならない。半期、10回あまりの授業の中で、重要な項目、ぜひ理解してもらいたいと思うところを問題にしたいと考える。そうすると、出題箇所は限定されてくる。

 講義内容をガラリと変えれば問題が解決すると思うかもうかもしれない。しかし、とくに1年生、2年生が履修する基礎的な内容を含んだ科目については、微修正やデータの更新は可能であっても内容を大きく変えることはできないし、してはならない場合が多い。

 結局、いくつかのテーマを選び出し、問題文を変えたり、出題形式を変更したりすることになるのだが、これが結構手間がかかるのである。

 ということで、学生時代に散々批判した20年間同一問題も理解できないわけではない。とはいえ、上記のような事情がわからない学生(20年ほどの私もそうだった)に批判されないように、ちょっと工夫をしようと思う。
posted by Prof.T at 11:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この週末

 今週末も自由になる週末である。来週は土曜日に研究会が入っている。再来週は学会だ。
 自由になるといっても遊んではいられない。来週の土曜日の研究会に持ち寄る文献リストを用意しなければならない。いくつか書類も書かなければいけない。試験問題もつくらなければいけない。
 とはいえ、ずっとそれにかかり切りになっていなければいけないというものではない。梅雨の合間を縫って、出かけたりしてみよう。
posted by Prof.T at 09:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「学生なんてそんなものだよね」

 今週の木曜日午後の2年ゼミに学生が寝坊した話を書いた(結局彼は授業終了10分ほど前に来た)。実は午前中の授業でも、以下のような話があった。

 あるが学生が、参加しているNPOの活動について、授業前ないし授業後、私の授業を受講している学生に説明させて欲しいということを先週申し出ていた。
 そのNPOについて私は知っていた。というのも、昨年ある大学で非常勤をしていたときに、やはりそのNPOの活動に参加している学生から同じ申し出があったからである。問題のないNPOである。
 そのときと同様、私は「私の講義とそのNPOはまったく関係がない、学生が説明したいというので、その機会を提供するだけであるという断りを入れる」ことを条件に許可を出した。知らない学生を多数前にして、緊張しながら話をするというのも、それなりの勉強である。NPO活動に参加し、みんなの前で話をしたいという積極的な学生の行動を阻止する理由もとくにない。
 
 さて木曜日である。授業前、後、どちらで話をするのかな、後なら、早めに終わってあげないといけないな、と思いながら、教室に入った。
 1時限目、その学生が受講している授業であるが、姿は見えない。・・・そのまま欠席。2時限目、その学生は受講していないが、説明させて欲しいと申し出ていた。授業が終わっても姿を見せない。

 その後、その学生から連絡はない。同じ授業をとっている学生には「寝坊した」というメールが来ていたそうだが、私には連絡はない。続きを読む
posted by Prof.T at 03:40| Comment(0) | TrackBack(0) | メッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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