2005年07月04日

「そこに座ってください!」

 もう8年ほど前の話。9月下旬か10月上旬のお昼時の話である。

 非常勤先で午前の授業を終えて、学内の食堂でお昼を食べ、講師室に戻ろうと食堂内を出口に向かって歩いていたら、前期に教えた数人の女子学生と出会った。
 「あーっ!」と声を上げる学生。
 「よぉ!」と応える私。
 しかし、学生たちの表情は険しい。

 「先生、そこに座ってください!」
 素直に座る私。
 
 「先生、ひど〜い!」
 「はぁ?」
 理由がわからない。

 「何で、試験を受けて、レポートを出したのに、不可なんですかッ?」
 理由がわかった。彼女たちは授業を受けて、試験を受けたのだが、出来が悪かったのだ。そのままでは、不可だ。そういう学生が少なからずいたので、「敗者復活」レポートを課したのだった。ところが、彼女たちは(おそらく)1人を除いて、レポートも出来が悪く、結局、不可だったのである。

 「信じられない!」
 いや、それはこちらのせりふだ、もう少し勉強せよ、レポートは敗者復活戦であるから、ちゃんと勝ち抜かなければいけない、君らは敗者復活戦に敗れたのだ、等々言ってみたのだが、彼女たちに勝てるはずはない。這々の体で逃げ出した。

 その時、ひときわ大きな声で私を糾弾していた女子学生が福島県出身であった。おしゃれな格好をしていて、見かけだけではどこの出身かわからないような女の子だったが、アクセントは誤魔化せなかった。外見とアクセントのギャップが可愛かった(糾弾しているときは憎たらしかった)。

 以上が、私と福島弁との出会いである。
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posted by Prof.T at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 昔の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

福島弁

 先日、女子学生が研究室を訪ねてきた。試験についての質問だ。しばらく話していて、気になったので、聞いてみた。
 「福島県出身?」
 「はい、そうですけど・・・」
 
 全国各地出身の学生を教えているが、私が唯一出身地を当てられるのは、福島県出身の女子学生である。決め手は福島弁だ。いや、もちろん彼女たちが発する単語は標準語なのだが、アクセントが違うのである。彼女たちはアクセント・フリーで話しているつもりなのだが、やはり抜けていない。

 女子学生が話す福島弁は好きなのでで、その時もついつい話が長くなった。試験の話が終わってからも15分くらい話したろうか、楽しかった。もっとも彼女の方は、不必要に説教を聞かされて、とんだ災難だったかもしれない。

 ちなみに福島出身の男子学生は言い当てられない。理由はわからない。
posted by Prof.T at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 学生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名文は書けない・迷文は書かない(1)

 参考文献を集め、一通り読み込んだら、さあ、レポートを書こう。

 何を書けばよいかは、すでに6月20日の記事(「レポートの書き方(自分の意見、考えは書かない)」)にまとめてある。

(1)テーマを絞った場合は、なぜ絞ったかという理由を書く。
たいてい絞った理由は重要だと考えたからだから、その根拠を書く。その限定したテーマがなぜ重要か、どの程度重要かについて書く。

(2)テーマあるいはテーマの持つ問題点、課題の概要を書く。テーマの背景、歴史、経緯を書く。

(3)次にそのテーマ(の問題点、課題)が、どのように評価、解釈されているかを書く。
 評価されているか、解釈されているかであって、評価するか、解釈するかではない。社会でどのように議論されているか、識者がどのように議論しているか、研究者がどのような見解を表明しているかを書く。
 重要なのは、異なる、あるいは対立する2つ以上の評価、解釈を書くことである。
 ある問題が重要だとか、課題になっている、未解決だというのは、意見、評価が分かれ、解決策を巡って対立が存在するからに他ならない。
 したがって、あるテーマについて1つの見解を報告するだけでは不十分である。少なくとも異なる2つの見方を提出する。
 歴史的、思想的な問題であれば、通説とそれへの批判を書く。

 これを順に書いていけばいい。A4版で3-5枚(字数設定にもよるが、おおよそ原稿用紙換算10-20枚程度)ほどであれば、一つの項目について半ページも書けば十分である。最初からたくさん書くと字数をオーバーする。

 注意したいのは、きちんとした文章を書くことである。
 たかだかレポートである。名文は書けないし、書く必要もない。調べたこと、勉強したことが、教員にきちんと伝わることが重要である。凝った表現を書くことは考えず、調べたことを素直に書いていこう。

 他方で、迷文を書かないように注意しよう。一文が5行、場合によっては7-8行に及ぶ、はたまた一段落すべてが一つの文章で構成されているようなダラダラとした文章は書かない。こういう文章は、主語と述語が一致せず、何を言っているのかわからない文章となる。当然評価は低くなる
 一つの文章は、できるだけ短く、長くても3行以内には収めよう。
posted by Prof.T at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | レポートの書き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

携帯メール

 学生は携帯メールをよく使い、emailをあまり使わない。
 私はemailがもっぱらで、携帯メールはほとんど使わない。10キーでポチポチ入力するのが苦手だからである。これは私がおじさんだからでなく、10キー入力の遅さにイライラするからである。指はつりそうになるし、小さな文字は見えにくいし、肩は凝るし・・・。あっ、やっぱりおじさん?

 それでも学生には携帯メールのアドレスを教えてしまったりしているものだから、「今日、就活でゼミ欠席させてください」といったメールが届く。ところが、携帯メールを使っていないものだから、学生のメールアドレスをアドレス帳に登録していない。一体誰からもらったか、本文を読むまでわからない。おまけに学生もスパムメールを回避するために、複雑怪奇な個性的なメールアドレスにしていて、頻繁に届く出会い系のアドレスと区別しにくい。むしろ最近は出会い系のアドレスの方が素直なような気がする。というわけで、学生からの連絡メールをうっかり消去しそうになって、「アドレス帳にちゃんと登録しておいてください」と怒られたりする。

 というわけで、携帯メールにトホホな毎日である。
posted by Prof.T at 12:03| Comment(5) | TrackBack(0) | PC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

すっきり!

 原稿を送付してすっきり。
 送らなければいけないメールも送付してさっぱり。
 授業も会議もなく、のんびりできる月曜日だが、外は雨でがっかり。

 とりあえず休憩して、夏休みの予定やら何やら考えることにしよう。

 


posted by Prof.T at 09:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

洋書の注文

 今では洋書もオンライン書店で簡単に注文でき、早ければ3日ほどで入手できる。しかし、10年ほど前までは、注文も面倒で、入手にも時間がかかった。
 
 注文はたいてい洋書小売り店が作成した毎月発行したカタログを見て、そこに挟まれているはがきや各社の営業に頼んで注文する。オンライン書店を利用しない研究者は、今でもこの方法で注文しているのだろう。
 
 カタログを見て注文して、在庫があればすぐに入手可能であるが、問題は在庫がない場合である。3週間で入手できればかなり早い方であったように思う。だいたい2ヶ月くらいだったかな。研究に必要だと思っても、すぐに使うことができないのである。

 「洋書は注文してもすぐに届かない。入手するまでの時間も考えて早めに研究計画を立てるように」と修士時代、指導教授からよく言われた。
 確かに、1年の夏休みに研究計画を立てて本を注文しても、本が届くのは秋である。ひょっとしたら冬になってしまうこともある。2年になって研究テーマを決定しても、洋書を注文しなければならなかったりすると、多くの場合、その時点で修士3年がほぼ確定した。
 注文した本が届かないので、研究テーマを変えてしまったとか、1年以上も経って本が届いて、何でこの本を注文したのかわからないというような話もあった。
 カタログにはタイトルしか載っていなかったりしたので、ようやく入手できても研究にほとんど役立たないということもあった。
posted by Prof.T at 05:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 昔の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さあ、仕上げよう!

 2時間ほど仮眠を取った。

 のびのびになっていた原稿を仕上げるとしよう。少しずつ書いてはいたのだが、どうにもこうにも興に乗れず、気合いが入らなかった。仕事だからそんなことではダメなのだが、仕事だからいいものを書きたいというのもある。
 とはいえ、さすがにこれ以上遅らすこともできない。筆は進まなかったが、頭の中で、あれやこれやと考えてはいた。それをしっかりとした言葉に置き換える、文章にするときが来た。

 さて、集中して仕上げてしまおう!
posted by Prof.T at 02:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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