2005年07月06日

OB・OG職員の弊害

 うちの大学にOB・OG職員が多いことを書いたが、学生への応対だけでなく、内部組織的に見てもいろいろと弊害が目につく。
 採用の実態がどうなっているのか正確なことがわからない(このこと自体問題といえば問題だが、単に私が知らないだけの話なのかもしれない)のだが、優秀な学生がとくに採用されているわけではない。多くは、コネで、部、サークルの先輩がリクルートしている場合が多いようだ(それでも試験は一応あるとのこと)。
 彼らが採用されて、職員になると、次のような問題が発生する。ある課に所属する職員には、当然上司がいて、その指示に従わなくてはならない。他方で、その職員には就職のときにとくにお世話になった部、サークルの先輩がいて、彼・彼女にまたいろいろと指導される。こうして、この職員には、組織内の公的な指導系統と私的な指導系統が存在する。本来的には公的な指導系統が優先されるはずだが面従腹背で、場合によっては私的な指導系統が優先されてしまうこともある。伝統ある運動部、サークルでの上下関係は絶対的であるからだ。
 こうして、ただでさえセクショナリズムが幅をきかして、迅速な決定や事務処理ができないところに、派閥的要素が加わり、いわば二重のセクショナリズムによって、ますます非効率的な事務処理がなされることになる。
 大学冬の時代に、こんなことで大丈夫なのかと思うのだが、卒業後も学内にとどまり、その意味で世間を知らないので、外の世界に目が向かない。これもOB・OG職員採用の弊害である。
posted by Prof.T at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

職員の対応

 こちらの学生も怒っているように、学生に応対する職員の態度は学生に評判が悪い。

 うちの大学でも学生が職員の態度に腹を立てている。学生へのサービスという点では、教員も職員も同じだと思うが、どういうわけか「学生による窓口業務についての評価」というものはない。
 うちの場合、職員にOB・OGが多いため、職員としての応対というよりも、後輩への応対ということになって、ますます学生には評判が悪いようである。いずれにしてもサービス意識は欠如している。
 こういった態度は一朝一夕には改まらないから、学外との応対が多い部署に異動しても、ぞんざいな態度がそのまま出てしまって、大学の評判を悪くする。悪い評判が学内、学生の間だけにとどまる教員よりも始末が悪い。
 学生にたいするサービスを意識せよと教員はうるさく言われるのだが、それは職員も同様である。せめて窓口業務についている職員はネームプレートをきちんとつけて学生に応対して欲しい(うちの大学ではつけていない)。
posted by Prof.T at 15:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バタバタと・・・

 昨日の晩は、授業が終わった解放感で、軽く芋焼酎で乾杯・・・気絶。

 覚醒後、しっかりと寝ようとしたが、適わず、学生にメールを書いたり、受講学生に参考文献表を送ったり、ブログ記事を書いたり・・・。そうして、久しぶりに『朝いち430』を見て、中田有紀、山本舞衣子のお二方の会話から今日が「サラダ記念日」と知る。

 その後、しばらくして、再び気絶。気がついたら、あれやこれやメールが届いていて、処理に追われた。授業が終わって、個人的にはもう夏休み気分だが、公式にはまだまだ先だから、ゆっくり落ち着いた日々を過ごすことはもうしばらくお預けだ。
posted by Prof.T at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

楽勝バージョンといっても・・・

 昨日の試験は楽勝バージョンにしたが、それでも問題の形式は論述式である。社会科学系の専門科目で、ときどき穴埋め形式や選択形式の問題を、それもマークシート試験で行っている教員がいるが、計算をさせるなど一部の例外を除き、大学の試験形式としては不適切であると考える。

 というのは、大学で勉強する、とくに社会科学を学ぶということは、単に知識を身につけるというだけでなく、思考の過程を学ぶということでもあると考えるからだ。穴埋め問題、選択問題、マークシート試験では、後者についての学生の能力、学習成果を評価することは難しいと考える。

 論述と言っても持ち込みなら、参考文献を写すだけではないか、という批判があるかもしれないが、単に写すだけではよい成績が取れない問題にすればよい。それにレポートを書くときには、参考文献を参照するのであるから、試験をミニ・レポートと考えれば、この批判は当たらないだろう。
 文科系の学生にとって重要なことの一つは、「読む・書く・話す」がきちんとできるようになることである。試験の答案も「書く」力を養う重要な機会と考える私にとって、社会科学系の専門科目で不必要にマークシート試験を行うのは、教育の放棄としか思えない。

 なお、教養科目は例外で、上で話しているのは、あくまでも社会科学系の専門科目の話である。
posted by Prof.T at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

教室について

 研究重視から教育重視へ多くの大学は移行しつつあり、また授業評価が実施され、大学教員には授業改善が求められるようになってきているが、他方で実際に教育が行われる場である教室の改善はまだまだである。

 これまでさまざまなタイプの教室を使ったが、これは授業がしやすい!と思ったものはない。

 教室はたいてい縦長であるが、ときどき横長の教室があって、これはやりにくい。左右の学生の表情を見にくい、反応がわからない。
 大教室で、教壇が高すぎる、学生との距離がありすぎる、これも学生とのやりとりができなくて困る。

 最近はパワーポイントを使って授業を行う教員も増えているが、教室にプロジェクタ、スクリーンがない場合もある。教員はパソコンの他に、それらを担いで教室まで行き、設置しなければならない。もちろん授業が終われば、それらを撤収し、担いで事務所まで持って戻る。予算の制約があるから、すべての教室にただちにプロジェクタ、スクリーンが設置できないのは理解できる。
 問題は次のような教室だ。この教室ではスクリーンは設置してあって、パソコンとプロジェクタとケーブルだけを持参すればよかった。ところが、スクリーンは学生から見て前方左側に設置してあって、学生の机の上にプロジェクタを置くと、机に傾斜があるため、プロジェクタの脚の長さを調節しても、どうしてもスライドが斜めに傾いて映されてしまう。スクリーンが黒板を隠さないよう配慮したのだろうが、プロジェクタの設置には頭が回らなかったようである。

 プロジェクタ、スクリーンが設置してあっても、操作が集中化されていない教室もある。主電源は黒板の左側の壁にある、プロジェクタの切り替えスイッチとマイクのスイッチは教卓の下、スクリーン上げ下げのスイッチは黒板の右側の壁。前方の照明を消さないと見にくいが、電源スイッチは入り口近くの壁。授業前に、教員は行ったり来たりしないといけない。もちろん大学によって操作の仕方はさまざまである。親切な大学は教卓付近にわかりやすいマニュアルを置いてあるが、上記の行ったり来たりしなければいけない教室には、それがない。使い勝手がまったく考えられていないのである。

 ということで、教室の使い勝手については不満だらけで、もう少し教員の意見を取り入れた、教員にとって使い勝手のよい教室をつくってほしいと思っている。
posted by Prof.T at 06:20| Comment(4) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

楽勝バージョンにした理由

 昨日の授業の試験は、結局、楽勝バージョンにしたわけだが、それは以下の理由に基づく。

 第1に、私が担当している科目は、その学部において中心的な位置を占める科目ではない。もちろん必修科目ではない。専門科目として置かれているが、教養科目的な色彩が強い内容である。したがって、楽勝科目であってもよいと考えている。

 以上のような科目の内容、性格から、試験が難しい場合、受講生が減少する可能性がある。受講生が多いのも問題はあるが、講義科目で受講生が少なすぎるのも問題がある。大教室に学生が散らばって座っている状況では、授業はやりにくい。今年度は履修者が約150人、出席を取っていないので、毎回の出席人数はその半分弱といったところである。昨年もだいたいこのくらいで、担当科目の内容、性格から適正規模と考えている。
 一度、受講生が250人を超えたことがあった。このときは大きな階段教室の授業となったが、後方の学生の顔が見えず、授業がやりにくかった。いや、別に可愛い女の子の顔を見たいというのではなく、学生の反応を表情から読み取りたいのであるが、それができないのである。私語や内職も目立つ。それで、試験を難しくしたら、翌年度は激減して、40人程度になってしまった。これはこれでやりにくかったのである。
 科目の内容、性格に対して適正規模の受講生を確保したいというのが、第2の理由である。
posted by Prof.T at 02:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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