2005年08月13日

もちろん例外はある

 字の「上手・下手」、「丁寧・乱暴」と家庭の経済力、勉強量について、思いつくままに書いてきたが、もちろん例外はある。

 大学院の後輩は、本当に字が下手だった。金釘流そのものである。しかし、本当によく勉強をする。もちろん今は大学教員として熱心に教育を行っている。が、板書の字は読みにくいだろう・・・。

 知り合いのこれまた研究熱心な大学教員は、ミミズが這ったというか、ミミズがのたうち回ったような癖字を書く。今でこそパソコンを使って文書を書いているが、ちょっと前までは、その癖字で長大なレジュメをつくっていた。

 偶然にも2人とも父親は大学教員だった。とてつもなく裕福ではないが、経済的余裕がないわけではない。勉強はさせたのだろうが、書道教室には通わせなかったようだ。

 ちなみに私も字が下手だ。書道教室には半年ほど通ってやめてしまった。塾に通ったり、家庭教師についたこともあったが、どちらも短期間だ。長続きしない性格である。それでも答案や他人に読んでもらう文書は丁寧に書こうと努力はしている。丁寧に、丁寧にと思っていると、ますますぎこちない下手な字になってしまうのが問題なのだが・・・。
posted by Prof.T at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

幼い字と金釘流の字

 本務校の学生に多い小学生のような幼い字、金釘流の字はどのように説明できるのだろうか?こういった字は非常勤先の学生の答案にはほとんど見かけないのである。

 これも全くの推測だが、おそらくこれまでに書いてきた字の総量が大人の水準に達していないからではないかという気がする。小学校の時の幼い字は年を取るにつれ、大人の字になっていく。しかし、それは中学、高校の各段階で一定量の字を書いてこそである。しかし本務校の学生はあまり勉強をしてこなかった。あるいはそのときどきで勉強を、宿題をさぼった。テストではとくに記述式、論述式の問題で白紙が多い。その結果、非常勤先の学生に比べて字を書く総量がかなり少なく、子供の字のままにとどまっているのではないか。

 以上は答案を採点していての思いつきである。しかし、本務校の学生の幼い字、金釘流の字で書かれた文章の多くに、主語と述語の不一致やです・ます調とである調の混用が見られることを考えると、幼い字・金釘流と勉強量とは全く無関係とも思えないのである。
posted by Prof.T at 15:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「丁寧・乱暴」の差について考えてみる

 なぜ偏差値の高い非常勤先の学生は字を丁寧に書き、偏差値の低い本務校の学生は字を乱暴に書くのだろうか?

 1つには偏差値の高い学生は早い段階から塾、予備校に通ったり、家庭教師について、「字を丁寧に書きましょう」と指導される機会が多かったのではないかと推測される。とくに「答案は他人(先生)が読むのだから丁寧に書きましょう」とずっと指導されたはずだ。自然、答案やその他他人に見せる文書は上手い、下手にかかわらず、丁寧に書くという習慣が身に付いたと考えられる。偏差値の高い中学、高校に合格することをめざす「よい子」たちだから、塾・予備校の先生、家庭教師の言うことはよく聞いたはずである。他方で、偏差値が低く、場合によっては経済的余裕がなく塾などに通わなかった学生は、そういう注意を聞く機会が乏しかったと思われる。あるいは注意されたのだが、それを聞かなかったのかもしれない。

 塾や予備校に通う、家庭教師につくというのは、家庭の経済的条件に左右される問題だが、注意を聞くか否かと言うことになると、別問題だ。後者の要素が強いとなると、大学における学生指導は難しい問題になってくる。何しろ、指導しても聞いてくれないということになるのだから・・・。
posted by Prof.T at 12:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「上手・下手」の差について考えてみる

 なぜ非常勤先の学生の字は上手で、本務校の学生の字は下手なのか?

 非常勤先は偏差値の高い大学であり、本務校はそれに比べると偏差値が10低い。一般に偏差値の高い大学への合格率と親の所得には相関関係があることが指摘される。経済的に余裕がある家庭では塾に通わせたり、家庭教師をつけたりする率が高くなり、他方で経済的に余裕がない家庭ではそのようなことができない、したがって、経済的余裕のある家庭の子供の方が学力が上となり、偏差値の高い大学に進学する率が高くなるというのである。

 これに倣えば、経済的余裕がある家庭ではお稽古ごとをさせる率も高くなるだろう。お稽古ごとにはピアノ、パレエ、水泳等々考えられるが、そこに書道も含まれるだろう。

 偏差値の高い非常勤先の大学の学生の方が、家庭に経済的余裕があり、小さい頃に書道教室に通い、習字の経験がある率が高い、したがって字が上手であると推測される。

 もちろん以上は単なる推測であり、厳密な調査に基づいたものではない。また経済的余裕がある家庭を良しとするものでもなく、そうでない家庭をおとしめる意図もない。さらに言えば、偏差値の高い大学へ進学することを是とし、低い大学に進学することを非とするものでもないことを断っておく。

 答案を採点する立場から言えば、字が上手な答案の方が下手な答案よりも採点しやすいと言うだけのことである。ただし、字が上手で採点しやすいからと言って点数が良くなることは、少なくとも私の場合は、ない。
posted by Prof.T at 09:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

学部長、ブログを読む

 先日(8月5日)にグループブログの件で、学部長を引き込もうと考えていることを書いた。実は、ブログがどういうものかを理解してもらうために、学部長にはすでに眞鍋かをり、古田選手といくつかの大学学長のブログについてメールで伝えてあった。

 その後、会ったときに聞いてみたら、とりあえず古田選手のブログは読んだとのこと。おもしろかったらしく、「あんなの読んでたら、いくら時間があっても足りないね」とのことだった。メールには眞鍋かをりのブログを先に書いたのだが、彼女の方は読んでいなかったらしい。

 後日、再び学部長と会った際には、今度は学部長の方から「何とかという女の子のブログも読んだよ」と言ってきた。1週間90万アクセスを誇るブログの女王もある年代以上のおじさんにとっては「何とかという女の子」になってしまうが、それでも「あんなの読んでたら、いくら時間があっても足りないね」と古田選手のブログの時と同じコメントをしていたからおもしろかったのだろう。

 ブログのおもしろさを理解したからには、学部長には大学で簡単に(グループ)ブログを利用できるように尽力してほしい。
posted by Prof.T at 01:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。