2005年09月19日

教養科目の場合は・・・

 教養科目の担当者を選ぶ場合はもっと大変だ。たとえば社会学の担当者を公募で決めるとして、審査員は他の教養科目の担当者が選ばれるだろうから、経済学や哲学の教員が審査に当たることになるだろう。理系の単科大学の場合には、文系だからというだけで文学や語学の教員が駆り出されることがあるかもしれない。知り合いが応募した看護系短期大学の哲学担当教員の審査など、いったい誰が行ったのだろうか。

 このような場合、果たして何を基準に審査するのだろうか。
posted by Prof.T at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

選ぶ方も大変だ・・・

 公募は応募する方も大変だが、選ぶ方も大変だ。専門家ではない研究者が専門家を選ぶという矛盾が生じるからである。

 専門科目の募集について考えてみよう。その学部の基幹科目で複数講座制の科目の場合、たとえば法学部における憲法だとか、経済学部におけるマクロ経済学、経営学部における会計学といった科目で新たに教員募集をする場合、審査する教員選びに苦労はしない。すでにいる憲法、マクロ経済学、会計学の教員が審査員になればいいからである。もちろん彼らだけで、審査員すべてをまかなうことはできなくて、近接科目の教員が審査員に加わることはあるだろうが、それほど問題ではないだろう。

 複数講座でない科目の場合は、大変だ。法学、経済学、経営学という広いカテゴリーに属するとしても狭い専門は異なる。狭い専門性を超えて、公募の審査に当たる必要が出てくる。それでも既存の科目ならばこれまでの経験で何とかなるかもしれない。

 学界の新しい傾向、新しい領域に対応して、科目を新設した場合は、もっと大変だ。学際的な色彩が強くなり、誰を審査員にするか問題になってくる。誰が審査員になっても、専門家ではない。何しろ新しい領域、新しい傾向で、専門に担当できる教員がいないから募集するのだ。しかし、審査はこれら専門外の教員が当たらなければならない。

 こうして専門家ではない教員が専門家を審査するという矛盾した状況が生まれるのである。
posted by Prof.T at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

思想・哲学、歴史は大変だが・・・

 文系でも社会科学系の公募は割合多いと思う。大学院の後輩たちも何とか就職が決まっている。それでも就職が決まらない人たちがいる。思想・哲学、歴史系の人たちだ。社会科学系の学部でもこういった科目は減少傾向にある。8月14日に書いた人非人と呼ばれた知り合いもまだ専任の職を得ていない。フランス語の非常勤講師が主な仕事だ。

 教養改組で、思想、哲学、歴史系の科目も減りつつある。たまに公募があっても、今度は文学系大学院の応募者と競合する。こちらはまた西洋から東洋、古典古代から現代まで、応募者が溢れている。

 西洋哲学のある学者を専門に研究している知り合いがいるが、真面目で優秀、助手を務め、ドイツに留学したが、就職には苦労した。非常勤と予備校等でのアルバイト生活が5年ほど続いたのではなかったか。

 彼が中部地方のある県の看護系の短大に応募した話をしてくれたことがあったが、田舎の小さな短大の哲学の公募に50人を超える応募があったらしい。採用は当然1人、競争率50倍以上である。

 彼はもちろんはじかれた。その後、いろいろな公募に応募しては、「貴意に添えず」という連絡をもらっていたが、そういう苦しい研究生活を乗り越え、今は母校の教壇に立っている。

 とにかく就職するんだ、という強い意志を持って、研究生活を続けるしかない。
posted by Prof.T at 11:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

引き続き・・・

 今日も引きこもり。本務校は今週の水曜から授業なので、今日、明日しか時間がとれない。引き続き、レジュメづくりに取り組むことにする。

 今日も天気が良さそうだ・・・。
posted by Prof.T at 06:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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