2005年06月30日

授業改善と学力低下

 学生による授業評価をあまり評価しないのは、授業評価による授業改善が学生の学力向上につながっていないからでもある。
 授業評価をやって、授業改善を図っている。難しい授業を学生の要望を入れてわかりやすい授業にする、評価は少しずつ上がる。それなのに、学生の学力は年々低下している。
 昨年、教員にたいする研修会に参加したが、そこで授業評価についての報告があった。報告者は、授業評価を早くから行っていることで知られる学部の教員で、その学部では年々学生による評価があがっている、と嬉々として報告していた。しかし、学生の学力が向上したという話はなかった。
 授業評価の報告のあとにあったのが、導入教育についての報告であった。つまり、近年の学生の学力低下に見合った、高校から大学への移行をスムーズに行えるような教育(オリエンテーション、1年ゼミなど)が必要だという話である。

 授業評価による授業改善は重要だが、何のための授業改善なのか、今一度考える必要があるように思える。学力低下の阻止、向上を図ることの方がより重要だと考える。
posted by Prof.T at 06:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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