2005年07月04日

名文は書けない・迷文は書かない(1)

 参考文献を集め、一通り読み込んだら、さあ、レポートを書こう。

 何を書けばよいかは、すでに6月20日の記事(「レポートの書き方(自分の意見、考えは書かない)」)にまとめてある。

(1)テーマを絞った場合は、なぜ絞ったかという理由を書く。
たいてい絞った理由は重要だと考えたからだから、その根拠を書く。その限定したテーマがなぜ重要か、どの程度重要かについて書く。

(2)テーマあるいはテーマの持つ問題点、課題の概要を書く。テーマの背景、歴史、経緯を書く。

(3)次にそのテーマ(の問題点、課題)が、どのように評価、解釈されているかを書く。
 評価されているか、解釈されているかであって、評価するか、解釈するかではない。社会でどのように議論されているか、識者がどのように議論しているか、研究者がどのような見解を表明しているかを書く。
 重要なのは、異なる、あるいは対立する2つ以上の評価、解釈を書くことである。
 ある問題が重要だとか、課題になっている、未解決だというのは、意見、評価が分かれ、解決策を巡って対立が存在するからに他ならない。
 したがって、あるテーマについて1つの見解を報告するだけでは不十分である。少なくとも異なる2つの見方を提出する。
 歴史的、思想的な問題であれば、通説とそれへの批判を書く。

 これを順に書いていけばいい。A4版で3-5枚(字数設定にもよるが、おおよそ原稿用紙換算10-20枚程度)ほどであれば、一つの項目について半ページも書けば十分である。最初からたくさん書くと字数をオーバーする。

 注意したいのは、きちんとした文章を書くことである。
 たかだかレポートである。名文は書けないし、書く必要もない。調べたこと、勉強したことが、教員にきちんと伝わることが重要である。凝った表現を書くことは考えず、調べたことを素直に書いていこう。

 他方で、迷文を書かないように注意しよう。一文が5行、場合によっては7-8行に及ぶ、はたまた一段落すべてが一つの文章で構成されているようなダラダラとした文章は書かない。こういう文章は、主語と述語が一致せず、何を言っているのかわからない文章となる。当然評価は低くなる
 一つの文章は、できるだけ短く、長くても3行以内には収めよう。
posted by Prof.T at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | レポートの書き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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