2005年07月10日

自分の意見は書かないのだから・・・

 レポートには自分の意見、考えは書かないと書いた。参考文献を読み、他者の意見、考え、思想、理論等々をレポートに書く。他者の意見であるから、当然そのように書かなければいけない。
 この問題を山田は、次のようにとらえる。
 すなわち、山田によれば、・・・
 ・・・というのが山田の見解である。
 これに対し、川田は、・・・と主張する。

 このように誰の主張なのか、見解なのか、わかるように書かなければいけない。そうでないと、レポートを書いている学生の意見と見なされてしまう。レポートだから厳しく言われないが、論文であれば剽窃と見なされる。

 なお、教員によっては、必ず自分の意見、考えを書くよう指示する場合もあるが、そういう場合でも、基本は参考文献を読み、調べて書くことにある。上記のような書き方をしておいて、最後に自分の意見や考えを付け加えればよい。 自分の意見、考えを書かないと言ったが、実は誰の意見を採用するか、どのような文献を引用するかで、自分の意見や考えは表明されている。

 彼女とデートをして食事をすることを考えてみよう。君はいつも手料理をごちそうするだろうか?そんなことはない。どんな店に連れて行こうか、フランス料理にしようか、イタリア料理にしようか、君は必死に考えるだろう。どんな店に連れて行くか、どんな料理をごちそうするかで、判断されると考えるからだ。おしゃれなフランス料理店に連れて行けば「こんなに私のことを考えてくれているんだ」、駅前のラーメン屋に連れて行けば「この程度にしか考えていないんだ」と判断される(だろう)。

 それと同じようなものだ。どんな文献を参照しているか、どんな研究者の意見を引用しているか、それで君が判断されるのだ。権威主義で文献を選び(7月1日)、誰の意見かわかるように、レポートを書かねばならない。
posted by Prof.T at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | レポートの書き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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